整形外科学会認定医による診療
~整形外科診療・リウマチ診療・せぼねクリニック~(1)整形外科診療
院長は整形外科学会認定の専門医であり、約30年間勤務医として臨床の第一線に立ち、手術・保存的治療に豊富な経験を有しています。
症状が改善しなくても漫然と保存的治療を継続していては、病期が進行することもあります。当院では手術を回避すべく全ての疾患で可能な限りの保存療法を行います。しかし病状によって手術も含めた次なる治療、専門病院への受診を提案することがかかりつけ医の重要な役割だと考えております。手術、保存的治療の双方の長い経験があればこそ、保存的治療の限界、手術適応の見極めを行うことができるものと考えています。
患者様に質の高い医療を提供するする共にhospitalityあふれるクリニックになるようスタッフ一同目指していきます。地域医療、そして患者様の健康の回復に貢献できるように誠心誠意尽くしてまいります。
(2)リウマチ診療
院長はリウマチ学会専門医としても前勤務病院では多数の患者様の治療を担当しておりました。関節リウマチの治療はここ10数年で新たな治療薬の開発で劇的に変化してきています。当院でも生物学的製剤などの最先端の治療を導入していますが、近隣基幹病院との連携により合併症や副作用に対する対応も迅速におこなうことができます。
(3)せぼねクリニック
院長は勤務医時代から主要なテーマとして脊椎疾患の診療を行ってまいりました。椎間板ヘルニアの最小侵襲治療として注目を浴びた経皮的レーザー椎間板減圧術(PLDD)は院長が大学病院勤務時代にその開発に関わり、本邦で行われた初めての臨床例は院長の執刀によるものでした。PLDDは現在残念ながら健保適応がなく当クリニックでは行っておりませんが、脊椎疾患全般に対する深い理解と経験により、患者様の病状とニーズに応じた最善の治療法を提案できるものと自負しております。
院長のもう一つの診療テーマは脊柱変形です。これには小中学生にみられる脊柱側弯症、高齢の方にみられる脊柱後彎症(背中が丸くなった状態)などがあります。小中学生で生じた脊柱変形は成長終了後には進行しないと以前は言われておりましたが、最近の研究では成長終了後も進行するケースがあること、小中学生時の脊柱変形をもったまま成長すると成人期にさまざまな健康上の問題点を生じてくることが明らかとなっています。
高齢の方にみられる脊柱後彎症の多くは骨粗鬆症により生じた脊椎骨折が原因となっており、骨粗鬆症に対する治療がその予防のためにも重要と考えています。
高齢化社会を迎えて骨粗鬆症の有病率はますます増加しております。骨粗鬆症を原因として生じる骨折により寝たきり状態になる方は少なくなく、生命予後も左右する問題となっています。骨折を起こす前に、寝たきり状態になる前になにかできることがあるのではないか‥クリニックでは最新鋭の機器や血液検査を用いて骨粗鬆症治療の相談を承ります。
▲ページ内トップに戻る最新鋭の医療機器を備えた専門的診療の提供
当院はクリニックではありますが、病院にも負けない最新鋭の医療機器を導入しております。
X線被ばくを大幅に低減する次世代型ワイヤレスX線撮影システム、骨粗鬆症学会推奨の全身型骨密度測定装置、動脈硬化も評価できる血圧脈波検査装置、放射線被ばくの心配なく運動器の機能的診断が可能な超音波断層撮影装置、完全自動化された物療機器などです。これらの医療機器の多くは電子カルテシステムで一元的に運用され、迅速なデータ解析や説明、医療データの蓄積を行うことで長期的に患者様の健康をお守りします。
MRIやCTが必要な場合は、近隣基幹病院への予約手続きを迅速に行うことにより、急性期の患者様もお待たせすることなく精密検査を受けることができる環境を確保しております。
地域基幹病院との密接な病診連携
院長の前勤務地である市立ひらかた病院はクリニックから1.5kmの至近距離です。市立ひらかた病院には現在も週1回の非常勤勤務を継続しており、整形外科のみならず他の臨床科目とも密接な病診連携を行っています。クリニックでは対応できない入院や手術も、その適応があれば直ちに連携病院への手配を行います。
また院長は長い勤務医としての経歴により、全国の大学病院や基幹病院にも豊富な人的ネットワークを有しています。患者様の病態に応じて最良最善の治療施設を選択し、迅速にご紹介をおこなうことが可能です。
当院では地域医療の振興の一助になるべく、今後、地域医療セミナーを定期的に開催していく予定です。セミナーでは整形外科の病気にとどまらず様々な臨床科の先生に講師として来院していただき、様々な疾患に関するお話をしていただこうと思っております。
出来るだけ低価格のジェネリック薬・注射薬を処方
近年の医療福祉政策により高齢の患者様のご負担はますます増える一方です。できるだけ低価格で最大限の治療効果が得られるように配慮して薬剤の選択を行います。
ジェネリックとは、同じ有効成分・同等の効き目の価格が安い後発医薬品で、厳密な試験により効き目や安全性が新薬と同等と確認されてから発売されます。患者様にはクリニックだけでなく、薬局での薬代のお支払いも安くなる場合があります。ジェネリック医薬品または先発医薬品での処方をご希望される方はお気軽にご相談ください。
本年度の国の診療報酬改訂ではお薬の一般名処方(薬剤の成分名での処方)が奨励されております。ご希望が特になければ一般名での処方を行わせていただきます。この場合は院外薬局の判断で、先発医薬品が調剤される場合があります。